【婚活体験談・30代女性】公務員と結婚して13年!公務員の実際の年収や仕事の内容、職場の付き合いなど、全部教えます!

婚活・恋活コラム

20代後半の時に婚活イベント(婚活パーティー)で今の主人と知り合いました。
当時私は公務員限定とか医者限定のもの絞って、月2回ぐらいのペースで婚活パーティーに参加していた参加していたんです。
その甲斐あって、10回目ぐらいだったでしょうか。今の夫に出会うことが出来ました。
最初は本当に公務員かと疑いもしましたが、婚活パーティーに参加する時には身分証明書の提示も求められたようで、れっきとした市役所に努める公務員でした。
その後、彼とは1年ぐらいの交際期間を経て、無事に結婚出来ました。
あれから13年、公務員の夫との生活について、年収や仕事、職場の付き合いなどにも触れながら、詳しくお話ししたいと思います。

公務員について知ろう

1 公務員の種類

公務員と言ってもその種類はたくあんあります。
国の省庁で働く国家公務員、県庁や市役所で働く地方公務員、地方公務員の中でも市役所で働く事務の公務員もいれば、警察官や消防士、公立学校の教師なんかも地方公務員です。
また同じ職場で働く公務員でも合格した試験によって、出世のスピードや給料が違うんです。

国家公務員

国の省庁などで働く国家公務員の場合、一番難しいのが国家1種試験で、これに合格した人はいわゆるキャリア官僚と呼ばれます!合格者のほとんどは東大卒らしいです。
その下に国家2種、3種試験があります。
そのほか、税務署職員、裁判所事務官、労働基準監督署職員など、上記の区分とは別に個別の試験を受けなければならないものもあります。

公務委員の種類と数(参照:内閣官房HP)

 

地方公務員

地方公務員にも同じように地方上級試験、中級試験、初級試験というふうに試験の区分があり、上級が国で言う1種試験のような位置づけですが、地方のほうが給料はやや低いようです。
また、国会議員や地方議員、知事や市長などの公選職になるためには、選挙で当選を勝ち取る必要があります。

地方公務員数の状況(総務省HP)

 

2 公務員のお仕事

今お話ししたように公務員といってもその種類は多く、仕事の内容も随分と違ってくるんですが、私が詳しく紹介できるのは夫の仕事内容だけです。
で、夫はどんな公務員かというと国家公務員よりのはるかに人数の多い「地方公務員」で、その中でもかなり一般的な「市役所の一般行政事務職員」です。
公務員と聞いくと区役所の窓口の人とか腕に事務用のカバーを付けて電卓を叩いてる人を思い浮かべると思いますが、まさにあれです。
ただし、夫が言うには腕にあんなレッグウォーマーみたいなのをつけてる人は見たことないそうですけど。
そんな市役所の職員は普段どんな仕事をしているのでしょう。

市役所職員の仕事

係員(主事、事務官)の仕事

まずは新規採用つまり一番下っ端のペーペーの係員(自治体によっては主事と呼ばれたり、国家公務員だと事務官と呼ばれたりします)の仕事を見ていきましょう。
夫が務めているのは比較的大きな地方都市ですが、その市役所では新規採用者には4月に集団の研修を受講させます。
その後、それぞれが各部署に配属され、そこでの仕事は先輩職員が教えます。
配属先によって仕事の繁忙加減が大きく違うようで、どの市役所でも忙しいのは財政・経理部門、人事・給与部門、福祉部門、こども・教育部門が激務のようで、逆に出張所や現場事務所などは比較的平和に過ごせるようです。
今は新型コロナウイルス感染症の影響で保健所が大変なことになっているようです。
うちの夫の場合、係員時代は財政・経理部門が長かったんですが、予算編成の時期や決算事務の時期は残業が多いだけじゃなく、休日出勤も多かったことを覚えています。

 

係長の仕事

夫の市役所では大卒で約10年以降、高卒で約20年以降に係長に昇任するのがというのが一般的のようです。
係員が係長に昇任する1,2年前に主担者というポジションになり、半係長的な業務を受け持つことになります。
具体的には、係員の長として役割分担案を作成したり、係長の業務の補佐をしながら、係長の仕事を予習するそうです。
そんな主担者を経て係長に昇任すると、係内の業務の配分や他部署との調整業務などといった係長の業務が待ち受けています。
係長は係員のように資料作成や計数の積み上げなどの実務も受け持ちながら、係員の業務の進捗管理も行うなど、係のマネジメントも行います。
これがかなりの心労を伴うようで、夫も筆頭係長の時はいつもヘトヘトになって帰宅してきました。

 

課長の仕事

係長の次は課長補佐(または課長代理)というポストを経て、課長になります。
ここからが管理職という扱いになり、いくら残業しても手当がつかない代わりに、残業しなくても管理職手当が支給されるようになります。
課長になると、日常的な実務からは解放されるので時間的余裕が出てきます。
が、市会議員の対応や報道対応をすることになるので、その分仕事の難易度は上がるようです。
夫も課長になってからはほとんど残業することがなくなったものの、休日でも市会議員から電話があったり、緊急のメールが深夜に鳴り響いたりと24時間365日いつ仕事の対応を求められるかドキドキの毎日です。

 

部長以上の仕事

夫の市役所では部長の上位に理事や局長、副市長といった役職があるのですが、夫はまだ課長なので部長以上の仕事内容がわかりません。
また夫が部長になったら、この部分は追記させていただきます。

 

災害時の業務

公務員には台風や地震などの災害が起きた場合、休日だろうが、自分の家が被災していようが、ダッシュで職場に参集しなくてなりません。
住民の安全確保に奔走しなくてはならないという使命があるのは理解できますが、家族を放置してまでっていうところが少し引っ掛かります。

ただ、最近は大地震が起きて、各市町村の職員が一斉に職場に行くために移動すると、交通機関が大変なことになるというので、緊急時の出勤体制も見直しが検討されているみたいです。

 

3 公務員の年収

公務員の年収については、国や各自治体で広く広報されています。
例えば、以下のように。

人事院勧告(国家公務員の給与)」(人事院HP)

 

地方公務員の給与の実態」(総務省HP)

 

上記のサイトに記載されているとおり、平均値をとると

国家公務員の平均給与月額:407,153円

地方公務員の平均給与月額:362,047円

であり、国家公務員のほうが高い傾向にあります。
年収に換算すると、上記の12か月分にボーナスを加えたものになりますので、国家公務員で650万円程度、地方公務員で580万円程度といった感じでしょうか。

ただ、これはあくまで平均的な給与の話し。
では、実際の夫の年収を公開していきます。
まずは経理部門の係員のころですが、約540万円でした。
先ほども記載しましたが、経理は残業も休日勤務も多く、他の部署の係員よりも年収は多かったようです。
次に財務部門の係長の時代ですが、やはり残業がかなり多かったので年収は約870万円ほどありました。
つぎに、事業課の課長補佐時代ですが、係長から昇任したので基本給は上がったんですが、残業時間がいっきに減ったので、年収としては減ってしまい、約850万円でした。
そして現在、課長として管理職手当も支給されるようになり、年収は約1,000万円になりました。
児童手当は出なくなってしましました。

これまでの年収の推移をまとめると以下のとおりです。
係  員(32歳):約 540万円
係  長(43歳):約 870万円
課長補佐(46歳):約 850万円
課  長(49歳):約1,000万円

 

4 公務員の有給休暇

夫の市役所では有給の休暇は年間20日付与されます。
20日休み切れなかった場合、翌年度に20日まで繰り越せます。
そして、最大40日まで累積されます。
それに加えて夏季休暇として5日間の休暇が付与されますが、これは7月~9月の間に取得する必要があります。
夏季休暇は5日間すべて消化する人がほとんどですが、有給休暇の20日をすべて取得する人はほとんどいないそうです。

 

5 公務員の福利厚生

公務員の福利厚生は充実しているイメージがありますが、それは昔のイメージです。
かつて充実していた公務員の待遇は市民から「厚遇」と批判され、今は一般的な企業と同レベルになっているものと思われます。
ただ、私が「夫が公務員で良かったなあ」って思ったのは、出産や育児で助けが必要な時の休暇制度が充実しているのと、そういう時に積極的に休むように周囲が言ってくれることです。
なので、出産には必ず立ち会ってくれたし、育児休暇も完全に取得してくれました。
夫の話しによると、そういう風潮はどこの役所でもあるはずだそうです。
出産・育児に限らず、「家庭を一番に考えよう」っていう職場風土は本当にいいと思います。

 

6 公務員の仕事上のお付き合い

公務員なので、営業活動の一環としての「接待」というものはありません。
が、職場のお付き合い(=飲み会)はよくあります。
異動の時期には「歓送迎会」がもちろんありますし、それだけじゃなく、個人が異動の内示を受けたらその度に「内示のお祝い会」もあるんです。
そのほか年末年始には「新年会」に「忘年会」、夏の暑い時期には「暑気払い」。
それに加えて、一番多いのが仕事が一段落した時の「打ち上げ」!
この打ち上げはほんの些細な一段落でもすぐに打ちあげちゃうので、ひどい時には週に7回も打ち上げがあり、夫も打ち上げのせいでぐったりしていました。
ただ、新型コロナウイルス感染症が拡大してからはすべての飲み会が無くなりました。
夫はもともと飲み会が好きではありませんでしたので、非常に喜んでいます。
このまま飲み会という慣習が市役所から無くなるといいのですが。

 

公務員と結婚するメリット&デメリット

ここまで、公務員について色々お話ししてきましたが、結局公務員との結婚というのが良いのか悪いのか。
メリットとデメリットを整理して、検証してみましょう。※Google参照のこと

 

1 メリット

○ 収入は安定していて、基本的に年々増えていく

○ 仕事が出来なくてもクビにされることはない

○ 休暇制度が充実していて、休みも取りやすい

○ 育児に参加してもらいやすい

 

2 デメリット

○ 若い間(係員~係長)は残業や休日勤務が多い

○ 飲み会が多い(新型コロナ拡大以降はなし)

○ 災害時は仕事に行ってしまう

 

上記のようなデメリットはあるとしても、私がお願いした日には早く帰ってくれるし、平日でも柔軟に休みを取ってくれるので、公務員である夫と結婚してよかったと思います。

全員ではないと思いますが、公務員になろうという人は基本的にまじめな人が多いと思います。

そういう意味でも公務員はおすすめですよ。

 

 

公務員限定のイベントもありますよ!